眼瞼痙攣とは
眼瞼痙攣の症状
- 瞼を開けていられない。
- 眩しい。
- ショボショボする。
- ドライアイ。
瞼を開けているのがつらい、開けていられなくなる病気です。一般的には、大脳基底核の異常、安定剤内服歴などが眼瞼けいれんの原因であるといわれていますが、瞼にあるミュラー筋という筋肉からの過剰な刺激(三叉神経固有感覚の異常)も眼瞼けいれんの誘引であることを私たちは研究・報告してきました。これらの研究成果から、当クリニックでは、内服治療・注射治療・手術治療を組み合わせた眼瞼痙攣治療を行っています。
治療内容
内服治療
漢方薬などを組み合わせた内服治療を行います。
ボツリヌス療法
痙攣する筋肉の収縮を抑えるボツリヌス注射(ボトックス)を行います。3、4ヶ月ごとに注射を継続する必要があります。
手術療法
現在私たちが行っている主な手術方法は次のとおりです。
- 瞼の開きをよくする眼瞼下垂症手術
- 過剰な三叉神経固有感覚を少なくする手術
- 痙攣する筋肉を減量する手術
病気の進行度にあわせて、これらの手術を組み合わせて治療を行います。また手術に合わせてボツリヌス療法や内服治療を併用します。